<

歯科治療の2つの質 |東京駅八重洲の東京ステーション歯科クリニック

小川歯科レポート01

東京都中央区月島3-13-4

歯科医療における2つの質とは

歯科医療の質には、大きく分けて2種類の質があるのではないでしょうか。
ここでは二つの種類の質について、考えてみたいと思います。


DSC_1576.JPG
まず、一つ目の質は、患者さんが様々な事柄から感じ取る質です。
治療を受けた患者さんや来院を考える方々が感じ取る質とは、
主に次の様な事から感じ取るものだと思います。

1.院内の雰囲気(清潔感や設備の充実度合い)
2. 院長やスタッフの対応
3. 治療に際する苦痛の度合い
4. 治療に対する医院の考え
5. 治療費用

上記の様な事に加え、終了後の満足度合い等から見える質の善し悪しは決まるのではないでしょうか。
納得のいく説明の下、できる限り苦痛なく、少ない来院回数と短い治療時間で、親身かつ丁寧な対応の医師やスタッフから最善の治療を整った医療設備のもとで受ける。
大まかにはこれが、一つ目の質の最善の形だと思います。

この様な、患者さんや来院希望者の方々が実際に感じとる質、これは目に見える質と言えると思います。


DSC_1552.JPG
しかし、歯科医療の質には中々目にする事が困難な見えない質も存在するのではないでしょうか。

それでは、見えない質とはどの様な質なのでしょうか。

見えない質とは、患者さんの立場からは中々見えにくい場所にある、治療計画の緻密さや治療内容の精度、それを左右する高度な歯科医療技術等だと思います。
先にも述べたように、これらは物質として見ることが出来なかったり目に触れる機会の少ないものばかりです。
しかし、ここにこそ歯科医療を左右する質があるのではないでしょうか。
そこには、その治療を受けた人にしか解らない、もっとランクアップされた治療結果であったり、何よりも治療結果がどのくらい長持ちするかといった永続性など、後々に関係する要素が多く存在します。

少ない通院回数や短い治療時間、安価な治療費、診療中の苦痛も最小限。
治療を受ける上ではどれもとても大切な項目ですが、それだけで質の良い治療と言い切ることは出来ないと思います。

見えない場所にある、医師やスタッフの診療に対する考えや取り組み。
真剣かつ丁寧に診療に臨み、日々反省と成長を繰り返し技術と知識の向上に努める。

患者さんの見ること、感じることの出来る質
患者さんは見ることの出来ない専門的な質

見えないものだからこそ手を抜かない。
それこそが、見えない質の存在意義ではないでしょうか。