親知らずはどうして腫れるの?
親知らずはどうして腫れるの?
-腫れる原因って何?-
親知らずの周りの歯肉に細菌が感染し腫れる場合と、親知らずの神経に細菌が感染し、歯根の外の骨の中に膿がたまって腫れる場合の2つがあります。
親知らずの周りの歯肉に細菌感染が起きた場合
親知らずが斜めに生えていたり、歯肉に覆われている場合は、きちんと磨いたつもりでも必ず磨き残しがあり、プラーク(注1)が停滞することとなります。プラーク中には細菌が多くいるので、その状態が長く続くと歯肉に炎症が起こり、歯肉の腫れ、赤みなどの症状が起こります。
(注1)プラーク:歯垢(しこう)。歯の表面に着いた細菌の塊。古くなると石灰化して歯石になる。
親知らずの歯根の外の骨の中に膿が溜まり、腫れる場合
親知らずがむし歯になり、むし歯が歯の神経に到達した後に神経が死んでしまうと、むし歯菌は神経の中を通って歯根の先端から外に出て行き、骨の中に炎症を起こして膿が溜まります。すると、歯肉が腫れる、咬むと痛むなどの症状が出てきます。