親知らず治療の流れ

 

親知らず治療の流れ、その1.親知らずの診断
-安心・安全な抜歯への第一歩-

親知らずの診断はどのように行われますか?

 

診断 -口腔内所見とX線所見

親知らずを抜くときは、口腔内とX線写真の所見から親知らずの状態を診断します。
 
口腔内では、むし歯や歯肉の炎症の有無と、親知らずの生えている方向、歯肉の中の埋伏具合を確認します。
まっすぐ生えており、歯肉の中に埋もれていない状態は正常な状態ですが、多くは斜めの方向を向いていたり、歯肉の中に半分、またはそれ以上埋まっています。
 
X線写真では、目で確認できない骨の中の状態、すなわち歯根の数や彎曲具合、どの程度深いところに埋まっているのかなどを観察します。
また、下顎では骨の中を走向している下歯槽神経と呼ばれる比較的太い神経と親知らずとの位置関係が非常に重要なポイントです。
同様に上顎では、上顎洞と呼ばれる骨の中に存在する大きな楕円形の空洞と、親知らずとの位置関係が重要ポイントです。
これらの情報を得るために、2次元的な画像であるパノラマX線写真と、3次元的な画像であるCT写真を用いています。(詳しくは、「抜歯のための最新設備」を参照)
 
そして、口腔内とX線写真から得られた情報を総合して診断を行います。
抜歯にあたり親知らずの診断を行うことは、親知らずの抜歯の難易度を診断することになります。
つまり、歯肉に深く埋もれていて、X線写真でも骨の中に深く埋まっているようなものや、口腔内では正常に生えていても、X線写真を撮影したら根が3つもある、根が非常に彎曲しているとなると、その親知らずの抜歯は難しいと診断されます。
また2次元的なX線写真で、下歯槽神経や上顎洞と親知らずが接していたり、重なって写っている場合は、その位置関係を正確に把握するために3次元的な画像であるCTを撮影します。

次のページでは親知らずの抜歯についてお話しします


親知らずの抜歯は基本的に局所麻酔をすることで痛みなく行うことができます。
歯と周囲の骨の間には、歯と骨をつなぐたくさんの繊維の隙間があります。
親知らずはどうして痛くなるの?

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親知らずはどうして腫れるの?

親知らずはどうして腫れるの?

親知らずは本当に抜かなきゃだめなの?

本当に抜かなきゃだめなの?

親知らずを放置すると大変なことになるの?

放置すると大変なことになるの?

親知らずの抜歯は痛いの?

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親知らず治療の流れ

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